「5000兆円欲しい」
そりゃそうだ。誰だって5000兆円欲しい。
5000兆円あれば何だって出来る。大体の問題は解決する。
では5000兆円ではなく「無限の5万円」だったらどうだろうか。
無限5万円カード
【基本的なルール】
- 無限に“5万円まで”買い物が出来るが、それより高価なものは買うことが出来なくなるクレジットカード
- 手に入れた瞬間すべての店はクレジット支払いに対応する
- 手に入れると死ぬまで手放せない
- レンタルおよびリースによる分割払いは可能だが購入は出来ない(自分のものにならない)
- ズルして5万円より高価なものを買うことは出来ない
- (直接・間接問わず)このカードで購入したものは他人に譲渡出来ない
- 「6」の補足は末文に記載(要は「ズル出来ないよ」という事なのでひねくれ者でなければ読み飛ばし推奨)
実質無限の金が手に入るので一見魅力的だが、5万円までしか買い物が出来なくなる。
一番大きいのは、家賃が5万円までの物件にしか住めなくなる。地方ならともかく都内ならクオリティはかなり制限される(毎晩ホテルに泊まるという裏技も無くはないが)。
洋服やゲーム程度の趣味なら特に問題はないが、高価な楽器やカメラ、ブラックロータス等の購入は出来なくなる。
車も購入は出来ないが、リース等で所有は出来ないが利用は出来る。というかタクシー使えばいい。
大体の豪遊は可能だがかゆい所に手が届かなくなる魔法のカード。もしもあったらあなたは使うだろうか?
ってかこれ世にも奇妙な物語で使われてたネタだったりするんだろうか(すでにあったらとても恥ずかしい)。
補足:思いつく限り書いたひねくれ者のための詳細なルール(というかルールの裏をかく話ではないのでそこらへんは察して)
- 何があっても5万円より高いものは購入できない
- ものの価値は購入時の社会一般的な価値とする(なんとなく察して)
- 分割払いは使用できなくなる
- 手に入れた瞬間所持する貨幣は全て消滅する
- 税金等は全て免除される
- 一回の支払いが5万円までの生命保険等に入ることは出来る(ので手術等で5万円以上必要になっても多分大丈夫)
- 銀行口座を持つことは出来るが特に意味はない
- 仮に両親が金持ちで広大な土地や多くの資産を持っていたとしても譲渡時は5万円相当のものしかもらえない
- 既に持っているもので5万円より高価なものは没収される
- 5万円相当のものを購入・現金化し、無限5万円カードとの合わせ技で10万円のものを購入することは出来ない(現金を手に入れても無限5万円カードのルールが適用され5万円までしか購入出来ない
- 株等を購入し、高騰して5万円よりも高価になった状態で売却しても5万円になる(株を5万で購入して100万円/株になったとしても売却時には5万円になる)
- 5万円で出来る範囲で資産運用することは可能だが、利益をあげることは出来ないのでただの趣味になる
- 物々交換は可能だが、世間一般的な価値で計算され5万円より高価と判断されたものは交換出来ない
- 5万円より高価なものを手に入れることは出来ないが、既に社会に存在するレンタル形式を用いて所持・利用することは可能である(真の意味で自分のものにはならない)
- 既に社会に存在するレンタル・リース・サブスクリプション等のシステムで5万円より高価なものを利用することは可能だが、新たに無限5万円カードを利用したビジネスモデルを作ることは出来ない
- 中古品・不良品等で価値が下落し、5万円以下になったものは本来の価値として扱われる(例:大破・劣化し修復不能になってハードオフで100円の価値になった元々10万円のギターは購入できない)
- 購入物の譲渡は出来ない。譲渡ではないと言い張り、例え廃棄したとしてもそれはマジカルな専門業者が何でも一瞬で消滅させる
- 食材を購入し、調理してふるまえるのは親族・友人までとする(情状酌量的要素)
- 銃と弾を購入し、他人に発砲するのは譲渡に該当しない
- 自分で狩猟・栽培・収穫・作成等をしたものを他人に与えることは出来る(カードで買った種で育てたくらいなら神様が許してくれる)
- 上記のなんとなーくフワフワした部分の基準として、ズルしてルールの裏をかこうとするorより大きな利益をあげようとしないなら許可する程度と思って欲しい。