今日の松音日記

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【2022/10/4追記】誕生日に欲しい物リストを公開したの話

2022/10/4
一番大事なことを忘れていたので
●リストを作る上で大事なこと
を追記

2022/9/26
ノウハウがたまったので
●欲しい物リストを公開する際に注意してほしいこと
●欲しい物リストを使ってプレゼントを送る際に注意してほしいこと
に追記

これは感謝だ。
感謝と嬉しさのやり場に困って、その吐き出す先が見つからず文字を書いている。著しく冷静さは欠いている。

内容全部を読む暇は無いけどとりあえず僕に欲しい物リストから誕生日プレゼントを送ってくれた人はもくじの「欲しい物リストを公開する際に注意してほしいこと」までジャンプして、そこだけでも読んでほしい。

●誕生日というイベント

僕と付き合いが長い友人は知っているだろうが、僕は「誕生日に不幸が起きる」星の下に生まれている。
持ち前の運の良さの帳尻を合わせるかのように誕生日には必ず不幸が起きる。
何が起きたかは割愛するが、メンタルがボロボロになって何も出来なくなるくらいには衰弱する。
故に承認欲求が自我を持って歩いているような人間のくせに、
人が大手を振って自己アピールすることが許される誕生日に限って何も発言しなかったりする。
そんなめんどくさいやつなのだ僕は。

だがそんな厄日に対するメンタルケアを熱心に行ってくれたのが今の妻で、
その甲斐あってか去年くらいから誕生日付近でも平常心でいられるようになってきた。
多少の不幸なら耐えられるようになってきた。ひとえに妻に感謝である。
シュークリーム作るのに失敗してやつあたりされたのには理不尽さを禁じ得なかったがなんにせよ感謝である。

そんなわけで「今年は人並みに誕生日をエンジョイしてみようかな」という気になったのが2021年。外出自粛により日焼けも出来ない退屈な夏。

●欲しい物リストを公開した

Amazonには「欲しい物リスト」というものが存在する。
これまでの欲しい物リストに対する僕の認識は「あとで金に余裕があったら買うものリスト」というものだったが、
どうやらこれを公開して「自分への誕生日プレゼントにしてNE☆」という文化があるらしい。
金だけ払えば贈りたい相手が100%欲しているものを渡せるのだ。

ほう、これは良い文化だ。

プレゼントとは良いものだが、プレゼントした物で相手に迷惑をかけてしまう恐れがあるのがネックだった。
それを完全に解消している。贈った人も貰った人も嬉しい。経済も回る。みんなハッピーだ。

自分も公開したら誰かプレゼントを贈ってくれるだろうか。

そんな淡い期待を胸に、無駄にバラけた欲しい物リストをまとめて一つに編集し、気軽に購入できるよう1000円もいかない食べ物を追加した。
3人くらいから貰えれば御の字。登録したビーフジャーキーを貰えることを期待して、それをツマミに酒でも飲むかと考えていた。

公開した翌日からAmazonダンボール箱に包まれてプレゼントが贈られてきた。

贈られてきた。

贈られてきた。

と て も た く さ ん 。

帰宅するたびに玄関に積まれたダンボール箱。これが全部自分への誕生日プレゼント。
信じられない。信じられないが何故か脳裏にデジャヴがよぎる。

わかった。

この箱の積まれ方の既視感の正体がわかった。映画だ。
アメリカの裕福層がやるクリスマスパーティーだ。
僕はアメリカ人でもないし裕福層でもなんでも無いただの貧乏人なのだが、
フィクションの世界の裕福層と同じ事象が自分に起きている。
こういう時になんて叫べばいいか、洋画を見ているからわかる。「オーマイゴッド」だ。

あまりにも想像を絶する量のプレゼントが届いてしまい、誕生日当日を迎える前に恐ろしくてリストを非公開にしてしまった。

これはあまりにも役に立たない知識なのだが、人は「嬉しさ」という感情がキャパオーバーすると「恐怖」を感じるのだ。
予想を大きく逸脱した多幸感は脳をバグらせて恐怖に変換される。人間とは不思議な生き物である。
どれだけ恐怖を感じていたかというと、リストを非公開にした日の夜「リストを非公開にしたはずなのに知らない人から欲しい物リストの残りが片っ端から贈られてきて、送り主が誰かわからないからお返しもできなくて詰む」という夢を見てマジでうなされたくらいには恐怖だった。
間違いなく世界一贅沢な恐怖だと思う。

「そんなんでバグるな」という意見はもっともだが、わかってほしい。
僕にとって誕生日とは一年で最も「マイナスの日」なのだ。
不幸なことが起きるのがデフォルトなので、幸せの期待値が著しく低いのだ。

何にせよ嬉しい。感謝しか無い。
想定外の出来事はあったにせよ、こんなにメンタルが安定している誕生日ウィーク何年ぶりだろう。
この恩を返さないなんてあってはならない。
今自分に何が出来るだろう。
他の人に誕生日欲しい物リストを公開してもらうのは当たり前として
今回自分がしたいくつかの失敗を共有することで、よりスムーズに欲しい物リストを公開してもらおう。

●欲しい物リストを公開する際に注意してほしいこと

その1 住所設定でミスをしない

※これは2021年9月時点での情報です。

リストをSNSに公開するにあたり、自分の本名は伏せたいものだ。
欲しい物リストを作る際に、設定で「受取人」を本名からハンドルネームにするのはおそらくみんなするだろうが、これで満足してはいけない。

「受取人」は欲しい物リストに表示される名前で、それとは別にプレゼントを送る際に表示される名前は送り先の名前、九分九厘本名が表示される。
つまりプレゼントを送る際に相手に本名がバレてしまう。贈ってくれた人に本名を伝えることを礼儀と取るのならあまり気にしなくても良い。

では住所を新たに設定して、送り先の名前をハンドルネームにすればいいのではないか?
答えはNoである。絶対にやってはいけない。

これをするとプレゼントをしてくれた人に本名はバレないが、送り先が「マツネメグスケ」という変な名前になり配送業者が混乱する。
最悪荷物が送り先不明で届かないなんてこともあり得る。

イメージしてくれ

配送業者に玄関の前でハンドルネームで呼ばれたり、

「すみませんマツネメグスケさんの家が見つかりません。(マツネメグスケって)表札ついてますか?」
って電話で聞かれる羞恥プレイを。僕はそれを4回やった

自分への羞恥プレイもそうだが、何より配送業者に多大な迷惑がかかるのでマジでやってはいけない。本当に申し訳ありませんでした。


ではどうするか。以下の2つをやってほしい。

  1. 住所の送り先をハンドルネームにする

 →これをすることにより購入時の名前はハンドルネームになり、本名は公開されない。

  1. 住所の末尾に「[本名]様方」をつける。

 →「東京都千代田区千代田1-1 松根恵太郎様方」といった感じである。ハンドルネームも併記されるので羞恥プレイは続くが誰にも迷惑はかからない。

その2 まだ売ってないものはリストに加えない

複数存在する欲しい物リストを雑にまとめてしまったせいで、まだ販売していない予約商品までリストに加えてしまった。

何が起きるのかというと(当たり前だが)せっかく買ってもらったのに発売まで届かないのだ。
これが厄介で、調べればそれが購入されたのかまではわかるのだが、誰が買ったのかが届くまでわからないのだ。

僕は貰ったものは誰から何をもらったのか報告するのは義務だと思っていてキッチリカッチリ報告しているのだが、
届いていないものは報告しようがないので宙ぶらりんの状態になってしまっている。
なんとなく誠意に欠ける気がするので、リストに入れるのは現在販売しているものだけにしたほうが良い。

【9/26追記】その3 常温保管できないものはおすすめしない

チョコレートや生物をリストに加えることは可能である。だがこれらは冷蔵・冷凍で届くため「置き配」が選択できない。
置き配なら玄関の前に山のようなダンボールを築くだけで住むが、受け渡し必須になると受け取るまでにラグが生じてしまい贈る側がもどかしい気持ちになる。
だめではないがあまり推奨はしない。

【9/26追記】その4 高価なものはリストに加えない

冗談で高価なものをリストに加えるとマジで買う人がいてめちゃくちゃビビるのでおすすめしない。
それを貰うということは、逆にそれに見合ったものを贈り返すということだからだ。

【9/26追記】その5 リストの設定について

※これは2022年9月時点の情報です
「リストの設定」という項目があり、ここにいくつかチェックボックスがある。それぞれ解説する。
●「第三者の出品の商品の発送同意書」
これにチェックを入れた場合、Amazonが発送していない商品であっても購入・プレゼントすることが可能になる。Amazonの在庫が切れていても他のマーケットで取り扱っていればそこから代わりに購入ができる。
これ自体は問題ないが、Amazonから外れることで送料が発生して送り主の負担が増えたり一部の悪徳ショップに引っかかって謎に高い値段になったりする。あまりおすすめしない。

●「購入した商品をこのリストに保持する」
これにチェックを入れると、必要数を設定した商品が規定数に達してもリストから消えなくなる。
どういうことかと言うと「一つあればいいものが複数送られてくる危険性がある」ということだ。使い途に頭を抱えることになるのでチェックは外した方がいい。

●「サプライズにする」
これにチェックを入れるとリスト主に対して何が購入されたか届くまでわからなくなる。逆にチェックが入っていないと「購入済み」というフィルタで何が送られてくるのか把握することができる。
リストからも消えないが、先述の「購入した商品をこのリストに保持する」と違って送り主が買おうとすると「これはもう購入されています」的なアナウンスが入るので事故は起きない。
サプライズを求めるかどうかは本人の気持ちなのでこれはどちらでもいい。

●「デフォルトのリスト」
これにチェックを入れると普段の買い物でほしいものリストの標準がこれになる。普段ほしいものリストを使用しない人はどうでもいいが、
使用する人は一年に一度しか使わないリストをデフォルトにしても仕方ないのでチェックは外したほうがいいい。

【9/26追記】●欲しい物リストを使ってプレゼントを送る際に注意してほしいこと

その1 必ず相手にわかる名前を名乗ろう

送り先も本名なら送り主も本名である。それで良いのならそれまでと言いたいが、
付き合いは長いくせにハンドルネームでやりとりしてるせいで本名は知らないのがオタクあるあるである。
おそらくこの人だよなってヤマを張ってもし間違っていたら、自分も相手も間違えられた人も気まずくなるという最悪の事態になりかなねない。
必ずコメントにハンドルネームはつけよう。

ギフト設定をしないとそもそも名前を表記するものが無く匿名で贈られてしまう。
オシャレなラッピングは別にしなくてもいいが、名前は是が非でも知りたいのでギフト設定は必ずしよう。メッセージも書けるぞ。

【9/26追記】その2 プレゼントはほどほどに

こういうのは気持ちが大事なので、ちょっとしたものをみんなで贈り合うのが一番懐事情に優しいからほどほどにしような!
一人に贈るプレゼントが3000円だけど10人だと30000円になるんだ。チリツモなんだ。みんな金は無いんだ。
そんな1つも2つも3つも4つも贈らなくて良いんだぞ!!1つで十分嬉しいので!!

【10/4追記】●リストを作る上で大事なこと

欲しい物リストを作る覚悟ができたなら、真っ先にするべきことがある。

アオのハコ コミック 1-4巻セット https://amzn.asia/d/fYtRNsB

これをリストに加えるのだ。さあ早く。

必要数を1にしてもいいし、複数もらって布教してもいいぞ!

●おわりに

誕生日に欲しい物リストを公開してプレゼントを贈り合う文化、とても素晴らしいものだと僕は思う。
大事なのは贈り合うことだ。そうすることで幸せをわかちあうことができる。
さぁ、気恥ずかしさは捨ててみんなも誕生日が近づいたら欲しい物リストを公開しよう。
さぁ、早く。とんでもない量のプレゼントをもらった申し訳無さで僕の胃に穴が開く前に早く。

そして祝おう。ハッピーバースデー!!